健康

がん治療、あなたの医師選びは間違っている

「ランキング本」を手にセカンドオピニオンを求める患者

 

 「最初にかかった病院でがんと診断されたのですが、こちらの病院の方が有名なので」

 

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 かつて国立がん研究センターに私が勤務していた間、こうした理由で患者がひっきりなしに訪れてきました。そのほとんどがセカンドオピニオンを求めて来院しているのですが、面白いことに、必ずといっていいほど「病院ランキング」や「病院実力比較」といった類いの記事を手にしています。なかには、「この記事の中からだと、どこがお薦めでしょうか?」といった意見を求められることすらありました。

 

「がんと診断されると、『病院ランキング』といった記事を手にした患者がセカンドオピニオンを求めにやってきます。ですが、1位も5位も10位も、医療の設備や受けられる治療に大きな違いはありません」(c)xiaosan-Fotolia.com
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「がんと診断されると、『病院ランキング』といった記事を手にした患者がセカンドオピニオンを求めにやってきます。ですが、1位も5位も10位も、医療の設備や受けられる治療に大きな違いはありません」(c)xiaosan-Fotolia.com
 自分の身の委ね先を選ぶ指標として、各メディアから発表されている「病院ランキング」などを頼りたくなるのは、無理からぬことでしょう。どんな人でも、自分ががんだと分かれば、「最新の治療を受けたい」「有名な先生に執刀してもらいたい」という思いに駆られるもの。最初にがんの診断を受けた病院が、たとえランキングで2位になっていたとしても、「1位の病院だったらもっと……」といった気持ちにもなるのもよくわかります。

 

■「今の病院で治療を受ければ大丈夫ですよ」

 

 ランキングの基準については、特段おかしいと感じるものはなく、「歴史がある」「規模が大きい」「専門医の数が多い」「症例数が多い」「最新の医療設備が整っている」といった病院が上位を占めている傾向があります。しかし、医者である私から見れば、1位も5位も10位も、医療の設備や受けられる医療に大きな違いはありません。特に「早期がん」についてであれば、極端な話、「どの病院を選んでも、専門を標ぼうしていれば、ほとんど変わらない」と私は考えています。セカンドオピニオンを目的に訪れた早期がんの患者に対しては、そのほとんどに「今かかっている病院で治療を受ければ大丈夫ですよ」とお伝えしていました。

 

 もちろん、例外はあります。発見されたがんが進行がんで「ステージ」が進んでいたり、膵がんや胆管がん、さらに肝臓の門脈周辺など、血管が複雑に張りめぐられさている部位に見つかったりした場合などは、その治療に高い実績を上げている病院や医師を選ぶことも想定して慎重に検討していきます。状況が難しいケースのがんだったとすれば、そのときの主治医をはじめとして、セカンドオピニオンを求められた医師も、最善の策を一緒になって考えてくれるはずです。> 日経Goodayセレクション > 記事

癌治療ランキング情報

がんを早期発見できる【PET/CT検査】【脳ドック】の初診予約

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PETとは、positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射能を含む薬剤を用いる、核医学検査の一種です。放射性薬剤を体内に取り込ませ、放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化します。

 CTなどの画像検査では、通常、頭部、胸部、腹部などと部位を絞って検査を行いますが、PET検査では、全身を一度に調べることが出来ます。核医学検査は、使用するくすりにより、さまざまな目的に利用されていますが、現在PET検査といえば大半がブドウ糖代謝の指標となる18F-FDGというくすりを用いた"FDG-PET検査"です。
 CT検査などでは形の異常を診るのに対し、PET検査では、ブドウ糖代謝などの機能から異常をみます。臓器のかたちだけで判断がつかないときに、働きをみることで診断の精度を上げることができます。
 PET検査は、通常がんや炎症の病巣を調べたり、腫瘍の大きさや場所の特定、良性・悪性の区別、転移状況や治療効果の判定、再発の診断などに利用されています。アルツハイマー病やてんかん、心筋梗塞を調べるのにも使われています。下の囲みのような病気で、この検査が必要とされる条件を満たす場合には、健康保険が適用されます。

 

 

「がん」は早期発見で大半が治る時代です!

今話題のPET/CT検査で早期発見を

 

 




 
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